取り扱い商品
JDO工法
鉄道仮設用スチロダイアブロック
JDO工法とは、駅施設の補修・改修工事のためにプラットホーム間の軌道部に嵩上げ材の「鉄道仮設用スチロダイアブロック」と走行面保護用の「プラスチック敷板、ベニヤ合板」を組み立て、鉄道工事用仮設道路を設けるものです。作業途中での営業車両・保守車両の通過及び留置に応じて部分撤去が可能です。
発泡スチロールを用いた鉄道工事用仮設道路の施工技術(JDO工法)は、現在3社のみが持っている特許工法(※)で、当社はその総代理店です。
※2022年12月時点
JDO工法の特徴
大型重機不要 | 大型重機を使わずに杭打機などの搬入が可能 |
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時間短縮 | 人力で設置・撤去可能なので作業時間を大幅に短縮できる 標準時間:約30分(2線跨ぎの場合) |
工費削減 | 作業負担が減り、仮設工事費を削減できる |
安全性 | 非金属のため、軌道短絡や感電の心配がない |
夜間タイムスケジュールの一例
- 1:00
- 2:00
- 3:00
- 4:00
- 線路開通4:30
従来(仮設材使用)
- 構台・足場組み
60分 - 重量物横断・各種運搬作業
90分 - 撤去・片づけ
60分
- 1:00
- 2:00
- 3:00
- 4:00
JDO工法
- 設置
15分 - 重量物横断・各種運搬作業
180分 - 撤去・
片づけ
15分
作業の流れ
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線路に合わせて計測
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スチロール加工
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人力で運搬
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固定金具の位置決め
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施工予定箇所への据え付け作業
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施工予定箇所への据え付け作業
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固定金具の打設作業
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固定金具(Lピン)の施工写真
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組立完成後の渡線
製品標準形状
鉄道仮設用スチロダイアブロック(JDO工法)は、製法により大きく二つに分けられます。製品の一般的な大きさは高さ50cm×幅100cm×長さ200cmです。用途により使用するブロックを選択します。
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型内法製品
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押出法製品
規格と適用
項目 | 試験方法 | 単位 | 型内法 | 押出法 | ||||
JD-20 | JDX-24H | JDX-29 | JDX-35 | JDX-45 | ||||
密度 | JIS K-7222 | kN/m3 | 0.20 | 0.24 | 0.29 | 0.35 | 0.45 | |
燃焼性 | 燃焼試験 | JIS A-9511 | - | 合格 | ||||
酸素指数 | JIS K-7201 酸素指数法B法 |
- | 26以上 |
ジュライトシリーズ
再利用の事例
使用済みスチロダイアブロックについては、明らかな劣化など
が見られるものを除き、盛土材として再利用することが可能です。
許容圧縮強度や用途などに応じ、利用制限が生じる場合があります。
木材一般
鉄道用枕木やキャンバー
鉄道用枕木、堅木キャンバーなどを取り扱っております。
主なサイズ
- 並枕木
- 2,100×200×140cm
- 大盤(継ぎ目)枕木
- 2,100×300×140cm
- 分岐枕木
- 長尺×230×140cm
EPS工法
発泡スチロール土木工法
大型の発泡スチロールブロックを盛土材料として積み重ねていくもので、材料の軽量性、耐圧縮性、耐水性及び積み重ねた場合の自立性等の特徴を有効に利用する工法です。軟弱地盤上の盛土、急傾斜地盛土、構造物の裏込め、直立壁、盛土の拡幅などの荷重軽減及び土圧低減をはかる必要のあるところに適用できます。地盤処理、仮設工事などが簡略化されることで、工期の短縮が可能です。さらに、完成後の維持管理も含め全体的に工事費を低減できるなど、数多くのメリットを持っています。
EPS工法の特徴
軽量性 | 発泡スチロールの密度は土砂やコンクリートの約1/100です。本工法を軟弱地盤上の盛土として適用する場合、盛土荷重を大幅に低減でき、軟弱地盤の沈下、支持力不足などの問題を解決できます。 |
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自立性 | 発泡スチロールブロックは自立性があるため、これを積み重ねた構造を自立壁として利用できます。例えば、発泡スチロールブロックを橋台裏込め材として、橋台と隙間を設けて施工した事例があります。この隙間を7年後に測定したところ、ほとんど変化が生じていませんでした。これは、発泡スチロールブロックが自立壁として有効なことを立証するものです。 |
耐水性 | 発泡スチロールは水と結合しない撥水性材料です。各種の地下水位条件に対して吸水性を経年的に測定した結果、吸水量は一般に少なく、ほとんど水の影響はありませんでした。これは、発泡スチロールが独立気泡を内蔵した発泡粒の集合体であるため、長期間水浸状態であってもその気泡内に水が浸入しないことを示しています。 |
施工性 | 発泡スチロールブロックの積み重ねに大型建設機械は不要であり、人力での施工が可能です。施工速度が上がり、軟弱地盤上・急傾斜地・狭隘な場所など、大型機械の使用が難しいところでの施工がしやすくなります。また、発泡スチロールブロックは現地で簡単に切断できるため地形に対応した加工が容易です。 |
経済性 | 軟弱地盤上の盛土工事では、地盤改良工法が不要となります。完成後に継続する沈下も低減できるため補修等の維持管理費が少なく経済的です。一方、傾斜地における盛土工事、拡幅工事などでは、少ない用地で済み、また擁壁などの土留工事が不要となるばかりでなく、仮設工事の規模も縮小されるため経済的です。 本工法は材料の特長と施工性を地盤条件、施工条件に応じて適宜組み合わせることにより用地及び周辺環境対策、さらには工期の短縮など、設計段階では計上できない多くの経済性を包含しています。 |
JOM IIシリーズ
軌道踏切マット
軽量でありながら強度を兼ね備えたハイブリッド式仮設用踏切マットです。
「重くて持ち運びが大変」
「工事で重機をスムーズに通行させたい」
「搬入路が狭く、作業で手間がかかる」
といったお悩みも、JOM IIシリーズなら解決できます!
木タイプ、樹脂タイプなど保護板の仕様やサイズもカスタマイズできますので、まずはご相談ください。
意匠登録済商品
- ・登録第1645574号
- ・登録第1645433号